保健師の仕事は大変ですが、やりがいはあります

前職では看護師として大病院に勤務しており、患者様への直接的なケアをしていました。そんな中、医療に関する専門的な知見をわかりやすく患者様にお伝えすること、患者様が退院される際に生活指導をすることに楽しみとやりがいを感じるようになったこと、また成人領域に興味があったことから、健診施設で保健師として働きたいと思いました。
転職先が大宮シティクリニックに決まり、すぐに健康相談室に配属になりました。これまで保健師として働いたことがなかったので、当初は業務について理解しきれておらず、知識や技量に不足があるという不安は感じていました。
健康相談室では、他の人に頼らず一人で健康診断の結果表が作成できるようになるまで、先輩がマンツーマンでしっかり指導してくれます。健康診断の結果を単に確認するだけでなく、保健師として患者様にどのように指導すれば理解してもらえるかを考えることが必要です。
また、担当の医師と専門的な会話ができるくらいの知識が必要とされます。知識不足を痛感することは多々ありますが、その都度多くの資料をもとに丁寧に説明していただいています。一方的な指導ではなく、いつでもわからないことが聞ける環境が整っているので、今でも不安なく働くことが出来ています。

現在の主な仕事内容は、健康診断の結果表を作成することと、人間ドックのオプションとなっている健康講座の運営および受診者に対しての説明です。
これまで大学や病院での講義など机上で学んできた疾患や病態の概略は理解していましたが、詳しく理解できませんでした。しかし、日々多くの健康診断の結果を確認することで、より具体的に理解することができ、自分の知識が深まってきていると感じるようになりました。
今後はこの知識をもとに、健康に関する情報をわかりやすく発信したり、丁寧な特定保健指導を行えるようになりたいと思っています。

医学は進歩しています。また業界を取り巻くルールも変化しています。そのような環境の中で、より適切な健診結果や情報を提供するために、自身の知識も追いついていく必要があるため、学び続けなければいけないという側面もあります。多くのことは業務を通して学べますし、自己学習したことに対して、医師や先輩方、受診者様から「よく知っている」「その説明で良く分かった、わかりやすかった。」などのお言葉を頂けると、励みになり、今後も自己研鑽を重ねていきたいという思いになります。
新しい業務、新しい環境に慣れるまで不安がありましたが、健康相談室ばかりでなく、他部門の皆さんも丁寧に指導してくれます。とても皆さんが優しいので、自分を成長させるにはとてもよい環境だと思います。
今後もこの環境に慣れるとともに、頭脳や手足をフル稼働させて、経験値を積み、一日も早く一人前の保健師になりたいです。